top of page
亡くなったペットへ最初にしてあげられること

大切な家族を失った悲しみは、言葉では言い表せないほど深く、心が混乱してしまうのも当然のことです。涙が止まらず、何も手につかなくなる――そんな状態になるのは、愛していた証です。
けれども、ペットちゃんもきっと、あなたのことを心配しています。安心して旅立てるように、まずは少しだけ気持ちを整えてあげましょう。そのため、まずは気持ちを落ち着かせて死亡確認・ご遺体の安置を行う必要があります。
不安なときこそ、私た ちがそばにいます。 一緒に乗り越えていきましょう。
ペットちゃんの死亡の確認
ペットが亡くなったかもしれないと感じたとき、最も確実なのは獣医師に診てもらうことです。ただし、すぐに診察を受けられない場合は、ご自身で以下の方法を使って確認することも可能です。

ペットが突然倒れて動かないときは、まず呼吸を確認
ペットが急に倒れて動かなくなった場合、てんかん発作や心臓の不整脈などが原因で、一時的に意識を失っている可能性があります。そんなときこそ、慌てずに冷静な対応が大切です。
まずは、ペットが呼吸しているかどうかを確認しましょう。
以下のポイントをチェックしてみてください:
• 鼻や口元に空気の出入りがあるか
• 胸やお腹が上下に動いているか
• 呼吸音が聞こえるか、手で空気の流れを感じるか
ペットの心拍や脈を確認する方法
ペットの様子がおかしいと感じたら、まずは心拍や脈があるかを確認してみましょう。手を当てる場所としては、以下のような部分がわかりやすいです:
• 前足の付け根(脇の下あたり)
• 胸の中央(心臓の位置)
• 後ろ足の付け根(太ももの内側)
手で触れてみて、脈が感じられない場合でも、すぐに「亡くなっている」と判断するのは難しいです。意識を失っているだけの可能性もあるため、すぐに動物病院へ連絡してください。
対光反射の確認方法(最終確認として実施)
1. まずは生命兆候の確認
呼吸や脈拍があるかをチェックします。これらが確認できない場合は、すぐに救命処置を優先してください。
2. 反応がない場合のみ、対光反射を確認
失明のリスクを避けるため、意識や生命兆候がないと判断された場合に限り、最終的な確認として行います。
3. ライトで瞳孔の反応を観察
片目ずつライトを当て、瞳孔が収縮するかを見ます。正常であれば、光を当てた側だけでなく、もう一方の瞳孔も連動して小さくなります。
この手順は、救急時の判断材料として非常に重要です。ただし、強い光を長時間当てることは避け、慎重に行うようにしましょう。
※上記3点の確認は、自己責任で行ってください。
ご遺体の安置について
ペットが亡くなった際のご遺体の安置は、心を込めたお別れのためにもとても大切です。以下に、自宅でできる安置方法をわかりやすくまとめました。



